2006.10.04 Wednesday
リアリスの私写真
リアリスの私写真 和泉 なぎさ リアリスというロボットの少女のお話。 リアリスは、記憶を残すことができないため、持ち歩いているカメラで撮った写真とメモを記憶としてアルバムに残します。 ちょっぴりの切なさと暖かさのあるマンガです。 脳に障害があり記憶ができないために、テープレコーダーに記録を残す人の話や、映画にもなった博士の愛した数式などを思い出しました。 記憶が残せないのは幸せなのか、不幸なのか。 人間は忘れることができるから生きていけるという言葉もよく耳にしますね。 昔読んだ、岡崎二郎のマンガ、たぶんアフター0の中の話で、核戦争後のシェルターに一人で暮らす男の話がありました。頭を怪我して、記憶ができなくなってしまうが、そのおかげで、シェルターから外に出ることができなくとも、1冊の本を毎日読んで楽しんですごすことができる。というものでした。 こういうタイプの話、ほかにももっとあるでしょうか。 |